『開いたイルカ』再び

ネットで昔関わっていた仕事を調べていたときたまたま見つけたのが、これ。


慣例?にならってここでも「開いたイルカ」としておきましょう。なんか変に絡んでくる人いそうだし。
昔、某自治体絡みでこれ関係の仕事をしたことがあるのだが、今、こんな事態になっていたわけですね。

これは電子カルテのプロジェクトなのだが、オープンソースになったときなんて、けっこうインパクトあったように思う。



その当時は(笑)。

だが、本邦のソフト開発者が「設計図共有サイト」github などでの開発に慣れてくると、とりわけ、海外有名プロジェクトのオープンソースソフト開発のやり方に慣れてくると、このプロジェクトがけっこう不自然なものに見えてくる。
開発者を限定する、というのはあってもいいのだが(ニッチな分野では不特定多数の開発者をアテにはできないことがしばしばある)、そうだとしてもプルリクやマージは普通に行われる。ところが、「イルカ」ではこのプロセスがつい最近まで一切なかった。ちょうど下請けや孫請けにつくらせたコードをそのままボンッとリポジトリに送りこむかのように突如としてバージョンアップ版が出現していた。
そのほか、おかしな点はいくつかあるのですが(あくまで今から思えばという話です。当時は画期的だったんですよ)、上記記事をお読みください。



その後もちらちらチェックしていたのだが、かなりおかしな、だが(見方によっては)健全な方向に向かいつつあるようだ。
まず、現在の開発元 LSC は、初期のコミッターによるバージョンを「正規版」みたいな位置付けにしていたのだが、この制限が開発元自体によって撤廃された。
商用版としては、LSC 版以外に glassdolphin というものがあるのだが、どちらかといえば、こちらの方がアクティブに開発が進んでいるようだ。


ガラス細工の「イルカ」が透明感あって美しい。

公式発表によれば、LSC 版の導入数は 500 という話だが、私が見聞きした範囲では、開業医さんを中心にこれ以上ありそう。メディコムやダイナミクス(これは開発形態を考えるとよく健闘していると思う)が多いが、「イルカ」もちらほら見かける。おそらくはソースコードからビルド・デプロイして自力運用していると思われる。
グーグルで「opendolphin github」あたりで検索かけると、当方環境ではこんな結果が得られる。


LSC版はもちろんだが、猪股先生版・glassdolphin 版がネット上では関心度が高いようだ。
これらは、データ構造をすべて LSC 版に準拠しており、導入方法も


などで公開されている。
こちらの方がオープンソースのプロジェクトとしては、健全な進化を遂げているように私には思える。


(続くよ)




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