ITEM 2019

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たまには仕事の話でもしてみよう。
医療機器の場合、使う人・組織がほぼ医療関係に限られているため、関連学会に併設する形で展示会などを行う場合が多い。新製品のお披露目会としてはうってつけだ。
日本では、放射線関係の学会に伴って「国際医用画像総合展」(英語の頭文字をとって ITEM と呼称される)というのが行われる。
この4月に開催されたので、設営その他諸々(雑用ともいう)のため私も借り出された。
外資大手からベンチャーまで幅広く出展している。
大手はコンパニオンまで出動していて、それなりに華やかだし、最小単位のブースで頑張っているベンチャーなどは、数人のスタッフが直で製品紹介していたりして熱さが伝わってくる。もちろん海外からの出展も多い。
競合他社のブースを覗くのは原則禁止なのだが、知り合いなどがいる場合、普通に会話していても情報交換にはなる。だから、業界の動向を知るには、良い機会なのだ。
  • KONICAのX線を動画化するシステムはハードやソフトの作り込み・宣伝などかなり気合が入っていた
  • 外資2強は相変わらずブース占有しまくり、ただ、内容的には想定内かな。画像処理でやたら手間暇かかってそうなプレゼン専用みたいな画像出してきたが、担当者が「CPU描画でX時間かかって・・」と説明したとき、聴衆はややひいた。やはり同業者のチェックはキビしめ。
  • OpenDolphin (という電子カルテ)の基本設計したチームが某ベンチャーに移動してクラウド型の電子カルテ+α つくっているとか。これは動向を注視。
 などなどが目についたか。
全体としては、AI や 3Dプリンタにちなんだプロダクツが多かったようだ。

BMI


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