地域医療ネットワーク

 医療系の IT でよく語られることに「ゆくゆくは医療情報を国家レベルで一元管理して、ビッグデータとして有効活用をはかり・・・」云々というのがある。

ただ、こと日本に関する限り、この手の言説を本気で信じている関係者はそう多くないと思う。

では、国家レベルとはいかなくても、地域で医療情報の共有をはかれないか?というのは、当然でてくる疑問だ。

いくつか興味深い試みはある。

その一つとして東京医療総合ネットワークというのを一例としてあげておこう。

考え方としてはいい線いっていると思うのだが、いかんせん参加施設は少ない。


日本医科大、河北あたりが参加しているのは心強いが、正直いって、恩恵をこうむれるのはこうした医療機関を利用した患者さんと周辺の開業医程度だろう。

日本のこの分野の現状は、良くも悪くもこの程度なのだ。





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